「サッカー・クラブ以上の存在」が、FCバルセロナのモットーです。
1899年にスイス出身のジョアン・ガンペール(Joan Gamper)は、バルセロナのサッカーチームを創立しました。彼は「サッカー・チームを作りませんか?」と新聞に広告を載せて、選手を募集しました。これが、バルセロナのサッカー・チーム「バルサ」の始まりでした。
ジョアン・ガンペールの出身地は、チューリッヒの近くの地方で、その地方の紋章は、濃いブルーとガーネット色(Blau Grana)のストライプです。だから、バルサの応援カラーは、同じ色、同じストライプになりました。
1922年に Les Corts(ラス・コルツ)というサッカー・スタジアムがオープンしました。インダストリア通りにあったスタジアムが小さかったです。ファンがたくさん観戦した時、スタジアム内のベンチが足りなくて、多くのファンがスタジアムの周りの壁に座って試合を観戦しました。外から見たら、ファンのお尻しか見えませんでした。。。カタルーニャ語では、「お尻」のことが「クル」と言います。その時から、FCバルセロナのファンが、「クレー」と言います!
人気が上がると共に、ラス・コルツ・スタジアムの収容客席数が足りなくなり、1954年にカンプノウスタジアムの建設工事が始まりました(カタルーニャ語では、「新しいスタジアム」が「カンプ・ノウ」と言います。「ノウ」と英語の「ニュー」が似ていませんか?)。その3年後、1957年9月24日(つまりメルセー祭りの日)にカンプノウ・サッカースタジアムは、オープンしました。
1980年代にカンプノウ・スタジアムは、改装されて、グラウンドを数メートル低くすることによって、さらに客席を増やしました。現在、9万8千人ぐらい収容出来ます。
カンプノウ・スタジアムは、ヨーロッパの最も大きなサッカースタジアムです。
今、バルサは、サッカー、女性のサッカー、バスケット、室内サッカー、バレーボール、ラグビーとホッケーのチームが存在します。
ローマ教皇ジョアン・パブロ2世は、1982年11月7日にカンプノウ・スタジアムでミサを開きました。大雨だったのに、12万人が参加しました。その時、ジョアン・パブロ2世は、バルサのソシオになって、彼のカードは:108,000判発行されました。そのカードは、カンプノウ・サッカー・スタジアムの博物館で見ることが出来ます。
1988年にカンプノウスタジアムで、ブルース・スプリングスティーン、マイケル・ジャクソン、フリオ・イグレシアスのコンサートが開かれました。1997年にカレーラス、ドミンゴ、パヴァロッティのオペラ・コンサートもここで開かれました。