ダリが持っていた家は1軒しかありませんでした:カダケスの「卵の家」です。地中海が見える部屋が多くて、見学はとても面白いです。カダケスの歴史、モデルコース、観光マップ、アクセス、チケット予約方法、天気予報などもまとめました。また、公認ガイド付き日本語ツアーもご紹介します。
目次:
公認ガイド付きの日本語ツアーをご紹介します:
じっくりと卵の家を見学する
日本語の解説になる
カダケス中心地にも行ける
出発地:バルセロナ
市外観光:ダリ巡りツアー
ツアー・タイプ:日帰り旅行
所要時間:12時間
みんなの評価: 4,6
ツアー番号:CAT009(ツアー一覧)
催行日:毎日(年末年始休業)
最少催行人数:1名様
子供:4歳まで:無料
集合場所:宿泊するホテル等
送迎:有り
集合時間:8時30分から可能
フランスの国境からバルセロナ北部まで続く地中海岸は「コスタ・ブラバ海岸」と呼ばれています。様々なリゾート地があり、その中にはダリがもっとも愛していた漁村があって、その村がカダケス。
カダケスは標高600メートルの木がないパニ山を背景に、コスタ・ブラバ海岸の広い湾に面しています。昔からここには小さな村があり、数世紀前には村人たちはここで何回も海賊と戦いました。そのため、カダケスは防備施設のある村だったのです。
今も Es Baluart 望楼と Porxo des Rastell 門があります。17世紀には堂々たる教会は市壁の中に建設されました。石畳の坂道には真っ白な家が建ち並んでいます。のんびりとこの旧市街と港を歩く時、「なるほど。こういう村をダリが気に入るのは当然だなぁ!」と彼の気持ちが分かってきます。
1950年代にカダケスは観光地になり、世界の有名人達はカダケスに引きつけられました:ピカソ、マチス、マンレイ、そして、もちろん:ダリ。現在、カダケスの人口は2800人ほどで、落ち着いた地中海沿岸の小さな町です。
旧市街を縦横に歩いて欲しいです。きまぐれに歩きながら気にいった道を行き、細い道をゆっくりと回ります。旧市街はそんなに広くなく、迷うこともありません。小さな広場のベンチでおしゃべりしている老人、日陰で昼寝をしている犬、アート・ギャラリーでは絵画を整理するアーティスト、オーブンで焼いたばかりのケーキを窓辺に並べるパン屋さん、そこで暮らしている人のようにのんびりしましょう・・・
壁につたい咲いている紫のブーゲンビリア、きれいな色のよろい戸、石畳のゆるい坂道、歩き回れば回るほど、旧市街の魅了がしみ込んできます。。。
カダケスの中央広場ではダリの銅像は訪れる者を迎えてくれます。
左側に白とブルーの大きなモーデルニスム建築の家が港に面しています。これが Casa Serinyana 、ニックネームは「青い家」。1910年から1913年まで建てられました。この家はとても目立ちますから、すぐに見つかります。
カダケスにはいくつかの狭いビーチがありますが、全てのビーチは砂でなく石なので座心地はよくないです・・・もっともカダケスを訪れる人達はビーチを楽しむために来られるのではなく、アートスピリットをたっぷりひたりにいらしゃるのでしょうが...
市立博物館では展示会が常に開催され、土地柄ダリについての展示会も少なくありません(常設展示の場合、入場料:3ユーロ)。但し、行く時は昼寝時間を避けて下さい!(笑)
是非行ってみたいところはカダケスの港周りの道。
右の方に行くと「カダケスを写真に撮るのに一番適した場所」に出ます:港、白い家とその上にはカダケスの教会。海岸道に看板があって「この場所からダリがこの絵画を描いた」と書いてあります。帰り道は狭い Eduard Marquina 通りを歩くのことをおすすめします。
もう一つのオススメ散歩みちは港の左に向かう海岸通りです。「 Platja Ros 」まで行くと往復1時間ほど、カダケスの中心地まで戻ってくる時、港と村全体が見えて本当に素敵です。
カモメが空を飛び、数本の松の木はエメラルド・ブルーの湾と素敵なコントラストを描いています。
湾に面している1軒の家に「 En aquesta casa va vuire P. Picasso 」(この家にピカソが住んでいました)とカタラン語で書かれています。やっぱり、アーティストの港町です。
いいなぁ・・・カダケス!
1・ | バス・ターミナル |
2・ | 教会 |
3・ | 旧市街 |
4・ | 写真スポット |
5・ | タクシー乗り場 |
6・ | 中央広場 |
7・ | 青い家 |
8・ | 卵の家 |
9・ | ポートリガット湾 |
ホテル13軒とペンション6軒があるので、カダケスに泊まることが出来ます。
カダケス湾が見える部屋が素敵です。
※ 冬期間には多くの宿は営業を休止します。
夏のカダケスはそんなに暑くなりません。冬にはたまにピレネー山脈から冷たい風が吹いてきますが、ダリのお陰で有名になったこの漁村を一年中楽しむことが出来ます。
カタルーニャの必見地です。
そして、カダケスのすぐ側でポール・リガトも必見です。 地球上にこれほど美しい景色はどこにもない とダリが言って、ここを画いていました。
同じ顔をもつ人がひとりもいないように、この海岸の岩もひとつひとつ違っている。私は目をつぶっても、ここの岩のすべてを正確に描くことが出来る とサルバドール・ダリは付け加えています。
ガラとダリはポール・リガットの漁民の家を購入し、40年間をかけて(1930〜70年代まで)少しずつ自分達に合う理想の家を創っていきました。大きな卵が乗っている建物も何軒かあり、オリーブの木の庭の中にある白い家々は様々な像で飾られています。二人はここでハッピーライフを送りました。それで、ガラが亡くなった後、ダリはこの家には戻りませんでした。
家の前には小さな港があり、素晴らしい入り江が広がっています。周りの現実の景色はダリの作品から受ける印象と一致します。シュー、シューと静かなエメラルド・グリーンの地中海の波はダリの家の玄関口を愛撫します。
1997年にダリの家の見学が出来るようになりました。2月中旬から12月末までは入場が出来ますが、予約を強くおすすめします。
ポルト・リガトに行くには、カダケスの Miquel Rosset 通りを歩きます。小さな丘の上に着いたら、北にある入り江まで進みます。「Port-Lligat」の標識にそって歩くだけで簡単です(所要時間:20分ほど)。
もうひとつの行きかた(ハイキング・コース)もあります。カダケス港を左に回る道路を歩きます。湾の終わり頃に見つかる「Port-Lligat」の看板に従って Ponent 通りを左に曲がります。
きれいな別荘とオーリブの木の畑の中を散歩し、舗装されている道路に出て、右に曲がります。次の小さな交差点で左に曲がると別荘の間に小道があります。
この石が多い小道を20分ほど歩くと、ポール・リガトの入り江、海の方からダリの家に近づいていけます。カダケスから1時間ほどかかりますが、【カタルーニャ観光】のオススメのハイキング・コースです。
ハイキングが好きな方は自然保護区のカップ・ダ・クレウス岬まで行くことも出来ます。カダケスから往復は16キロほどですが、とてもきれいな景色が楽しめます。近くにサン・ペラ・ダ・ルダス修道院 (11世紀)の見学も面白いです。
バルセロナ北バス・ターミナルでカダケス行きのバスに乗る。Cadaqués バス停で下車。
1日に2本、所要時間:2時間45分。
チケット代(長距離バス)
フィゲラス・バス・ターミナルでカダケス行きのバスに乗る。Cadaqués バス停で下車。
1日に4本、所要時間:1時間〜1時間20分。
チケット代(長距離バス)
長距離バス会社 : www.sarfa.com/
ダリとガラが住んでいた家を訪ねると、もうそこは完全にダリの世界です。
ダリのアトリエ、サマー・ダイニング・ルーム、プールがある庭などを見学すると、ダリが素晴らしい環境に囲まれていたことがよく分かります。家の前にあるポール・リガット湾はダリの絵によく描かれています。
時期によりチケット代が違いますが、「ダリの家」の入場料、主なチケット:
大人 | 18.00 |
年配の方、学生 | 12.00 |
子供 | 8歳まで:無料 |
2024年11月16日改定
日本語ツアーに参加しない方は、公式サイトでオンライン予約が出来ます。
日本語オプショナルツアー
TripAdvisor
日本語のHPがないので、英語ページを紹介します。
まず、公式サイトにアクセスします:
https://www.salvador-dali.org/
※ 「卵の家」の公式HP以外からのネット予約はおすすめ出来ません。手数料が余分にかかります。また、トラブルが発生しても「卵の家」は責任を負いません。
チケット再販売が出来るのは「卵の家」に公認再販業者として登録されている業者に限られています。【カタルーニャ観光】は公認再販業者、ガイド番号「2736」です。
ページ上部にある赤い「 TICKETS 」ボタンをクリックします。
次のページで「 Individuals 」を選択します:
次のページでチケットを選択します:
チケットが、全部で5種類あります:
「 Dalí Theatre-Museum Figueres 」はフィゲラス中心地に位置しているダリ美術館です。
「 House Salvador Dalí Port Lligat (Cadaqués) 」はカダケスの「卵の家」です。
「 Castell Gala Dalí Púbol 」はジローナ付近にあるプボル城です。
「 Dalí by night Dalí Theatre-Museum Figueres 」は夜の見学チケット(フィゲラスのダリ美術館)です。
「 Nights of Gala Castell Gala Dalí Púbol 」は夜の見学チケット(プボル城)です。
日本語ツアーを希望している方は「カタルーニャ観光」にお問い合わせ下さい。
日本語オプショナルツアー
TripAdvisor
「 House Salvador Dalí Port Lligat 」ボタンをクリックします。
次のページで「 Visit today 」、「 Visit tomorrow 」または「 Choose the date 」をクリックします。
カレンダーで訪れる日を選択します。
ミドリ色の日はオンライン予約が可能;赤い日は定休日;黄色い日はオンライン予約が不可。
次のページで訪れる時間を探し、時間の右側にある「 Adult 」、「Concessions」と「 0-8 years 」の枚数 ① を選びます。
「 PURCHASE TICKETS 」 ② をクリックします。
※ 「Concessions」は年配の方と学生の割引チケットです(入場する前に身分証明書を見せます)。
「卵の家」に入場する時間はとても厳しいです。選んだ時間の30分以上前に到着して下さい。遅れると、自動的にチケットがキャンセルされ、入場が出来なくなってしまいます。
次のページで予約を確認します。
オンラインでチケットを予約しても、入場する時間の30分以上前にチケット売り場で入場券を受けます。例えば、上のスクリーンショットを見ると、入場券を受ける時間(11時20分)と家に入場する時間(11時50分)は違います。
「 COMPLETE PURCHASE 」ボタンをクリックします。
ページ下部で個人情報(名前、メールアドレス、電話番号、郵便番号、国)を記入します。(*) が付いている欄のみ必須項目。
日本の携帯電話のメールアドレス( docomo 等)を記入する場合、受信エラーが多いです。
「 I have read this notice and am in agreement with it 」は「注意点」を読み、同意します」チェックボックスです。チェックします。
「 I have read, understood and accept the Privacy and Data Protection Policy 」は「利用規約を読み、同意します」チェックボックスです。チェックします。
「 PAY 」ボタンをクリックします。
クレジット・カードの番号(16桁)、有効期限とセキュリティコードを記入します。
※ 利用可能なクレジットカード:Visa、Mastercard、Amex、JCB です。
Number CVV (セキュリティコード)はカード裏面に書かれている右3桁です。
「 Accept 」ボタンをクリックします。
チケットの購入が完了したら、【 Gala - Salvador Dalí Foundation 】というタイトルのメールが送られてきます。そのメールに卵の家のEチケットが添付されています。
当日はこのEチケットを印刷して持参するようにしましょう。「スマートフォン用のチケット」のダウンロードも出来ます。
ダリの「卵の家」に到着した時にチケット売り場に行き、チケット交換します。
Q | インターネットでチケットを予約しましたが、そのまま家の入口に行ったら良いですか? |
A | いいえ、見学時間の30分以上前にチケット売り場でチケット交換が必要です。 |
Q | 「卵の家」の見学時間は、どのくらいですか? |
A | 所要時間は1時間ほどです。 |
Q | 事前予約のキャンセルや変更が出来ますか? |
A | 卵の家に行く24時間以上前でしたら、オンラインでチケット・キャンセルは可能です。 |
Q | いつ頃から予約したら、良いですか? |
A | 観光シーズンの時、2ヶ月ぐらい前に予約した方が良いでしょう。 |
Q | 卵の家では自由行動が出来ますか? |
A | いいえ、出来ません。エリア3つあって、各エリアは10分見て回ります(庭では時間と関係なくゆっくりしても良いです)。 |
Q | トイレ、ギフトショップなどはありますか? |
A | はい、トイレ、コインロッカー、ギフトショップはあります。卵の家の前に小さなバルもあります。 |
「卵の家」は美術館ではなく、ダリが住んでいた家です。とても狭い建物で、入場制限されています。15分に8名しか入場できません。事前予約しないと、入場は出来ません。
日本語オプショナルツアー
TripAdvisor
ダリの世界が面白いです。ローカルな公認ガイドと一緒にダリの「卵の家」を見学し、効率良く観光し、ダリが好きなカタルーニャ文化なども詳しくなります。
日本語オプショナルツアーをおすすめします。
ご利用は、読者御自身の判断でお願いいたします。
「カタルーニャ観光」は、一切の責任を負いません。