カルドナはバルセロナ付近の田舎町です。カルドナに行く多くの旅行者は、カルドナのパラドールに泊まります。人気パラドールは、国立ホテルになった古いお城で、カルドナ・パラドールに泊まると、中世ヨーロッパの時代にタイムスリップします!パラドール予約サイト、カルドナ観光情報(歴史、サンビセンス教会、岩塩鉱山の見学、スビラックスのモニュメント)、カルドナ・アクセスや送迎サービス、天気予報などをまとめました。
目次:
パラドール は、スペイン政府が経営するホテル・チェーンです。古い修道院、お城、貴族の別荘などがリフォームされ、わりと高級ホテルになっています。パラドールのレストランで、地元の料理が食べられます。
カタルーニャ地方に7軒のパラドールが楽しめます:
カルドナ市の一つの魅力は、スペイン国立ホテル、つまりパラドールがあることです。ヨーロッパから来るお客様はこの高級ホテルに泊まります。11世紀ぐらいにカルドナの丘の頂上にお城が建設されました。すぐ傍にロマネスク様式の教会も作られました。
現在、カルドナ公爵のお城は高級ホテルになっています。城壁、鬼戸、塔と銃眼に囲まれているホテルに泊まってみませんか?
900年以上の歴史があり、このお城の古い石はイスラム教徒、カタルーニャの戦争、カルドナが栄えていた時代、衰退した時代、危機などを証言しています。中世の雰囲気に浸りたい方は、カルドナのパラドールは気に入ると思います。
お部屋代は1泊当たり125 ユーロ〜。予約が必要。
パラドールのレストランでこの地方の料理(マッシュルームが名物)も食べることが出来ます(夕食の時間:20時00分~22時30分)。
午前にバルセロナ市内のホテルでお会いし、1日2ヶ所セット「モンセラット観光&カルドナ」で【カタルーニャ観光】をご利用していただくと、モンセラット観光の後、カルドナへお連れし、パラドール・チェックインのお手伝いを致します。運転手付きのチャーターカーご利用、8時間コース。
【カタルーニャ観光】は、パラドールへの送迎のみは致しません。モンセラット観光とセットでお申込みください。
日本語オプショナルツアー
TripAdvisor
送迎サービス |
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異文化をもっと楽しむために、全ての【カタルーニャ観光】オプショナルツアーは、ヨーロッパ出身の日本語を話すガイド付きになります。 |
チャーターカー |
運転手付きのチャーターカーが、ベンツのビアノのような車になります。6名様(+スーツケース)が乗れる車です。 |
コース代 |
曜日(平日または週末)、観光シーズン、スペイン及び日本の休日、参加者の人数、またご利用まじかのご予約かによっても、料金は変わります。 |
直前のご予約 |
ご利用日近くのご予約は平日でも割増の休日料金となります。 |
消費税 |
スペイン消費税(21%)込み。 |
カルドナ・パラドールへの送迎サービスをご利用していただいたお客様からのご感想:
Q | カルドナ・パラドールのみの送迎を頼むことが出来ますか? |
A | いいえ、【カタルーニャ観光】では、モンセラット観光+カルドナ・パラドールへの送迎がセットになっています。カルドナまでの送迎のみは、申し訳ありませんが、出来ません。 |
Q | パラドールへの送迎は、片道ですか?往復ですか? |
A | 「モンセラット観光&カルドナ送迎」は、8時間コースで、片道のみです。パラドールのロビーでチェックインした後に解散します。往復の送迎サービスをご希望しているお客様は、【カタルーニャ観光】にお問い合わせ下さい。 |
Q | モンセラット観光+カルドナまでの送迎(片道)は、いくらですか? |
A | モンセラット観光(8時間コース)の料金にチャーターカー代が追加されます。 |
Q | チャーターカーを利用しますが、例えば、ロープウェーでモンセラットに上ることが出来ますか? |
A | はい、ノコギリ山の麓でロープウェー(または登山電車)に乗り換え、修道院に登ります。ロープウェー等のチケット代(片道、または往復)がご負担になります。 |
Q | オンラインで「カタルーニャ観光」のモンセラット&カルドナ送迎を予約できますか? |
A | はい、予約センターのページにアクセスし、「市外観光」、「モンセラット」、「8時間コース」をお選び下さい。その後、コメント欄にて「カルドナ・パラドールまでのお見送り」のような文書を書いて下さい。 |
Q | パラドールの夕食は、どうですか? |
A | オンライン予約も可能ですが、パラドールでチェックインする時に、夕食を頼むことが出来ます。素敵な部屋で夕食(20時30分~)をとり、このエリアの名物料理を味わいます。季節により夕食が違いますが、田舎料理が美味しいです! |
カルドナ市 (人口5800人)は、カタルーニャ州の内陸(バルセロナから100キロ北西)にある小さな町です。
新石器時代にこの地方に住んでいた人は、すでにカルドナの塩を使っていました。古代ローマにもカルドナの塩の山が知られていて、「この山から塩を取れば取るほど、塩の量が増えていく」と言われていました!
西暦8世紀から16世紀まで、カルドナはカタルーニャ地方の重要な町であり、カタルーニャの歴史で大きな役割を果たしました。
8世紀にこの地方の町々がイスラム教徒に破壊され、カルドナはイスラム教徒が侵略した地方との国境になりました。
10世紀にオソナという子爵がここに来て、前に住んでいた地域の畑で働いていた農民も一緒に連れてきて住まわせました。
お城の下に小さな町が作られていきました。
13、14世紀にオソナ子爵の子孫はカルドナという公爵になり(彼のニックネームは「冠なしの王様」)、カタルーニャ・アラゴンの王権所有者になりました。
町はだんだん大きくなり、16世紀は商人、職人や貴族達のお陰でカルドナは栄えました。しかし、17~18世紀にカタルーニャ地方は危機におちいり、カルドナも衰退しました。お城は軍隊の兵舎になってしまいました。
スペイン継承戦争の時に、カルドナは長い攻囲を受けて、1714年9月18日に降伏しました。
19世紀と20世紀には、繊維と織物の工場がカルドナにたくさんあり、またカリ岩塩も開発されましたが、1970年代、織物の工場が閉められ、続いて1990年には鉱山も閉山しました。
現在、カルドナは落ち着いた町です。旧市街は、面白いアーケード付きの近道は 2,3 あり、上の展望台( Mirador de les Hortes )に行くと、周りの丘を見下ろせます。
中央広場に彫刻家スビラックスが作った馬に乗っているボッレイ2世公爵の面白い彫刻があります。必見!
カルドナの麓に15世紀の少し珍しい形をしている橋(未成)も面白いです。
1965年にオーソン・ウェルズは「真夜中の鐘」という映画をカルドナで撮影しました。
注意:午後の2時から5時まで全てのお店は、昼休み(シエスタ)で閉まっています。道を歩いている人はあまりいません!その時は、地元の人のように旧市街のレストランで美味しい昼食をゆっくりと味わって下さい!
カルドナの市場は日曜日の朝。
年に何回か開催されるお祭りも面白いです:
9月の第2日曜日には「フェスタ・マジョール」(主な祭り):雄牛を放つ、8人の子供のダンス、巨人のパレードなど...
カルドナの塩の鉱山(旧市街から歩いて:15分、パラドールから歩いて:30分):
紀元前2500年にも、すでにこの鉱山で塩が取られていました。
はじめは露天鉱でしたが、1900年に最初の立坑が作られました。
カルドナの鉱山の塩は:
そのため、残念ながら、いつしか収益性のない鉱山になってしまい、1990年に閉めてしまいました。その時、一番深い立坑は深さ1300メートルもあり、カタルーニャ地方で一番深い鉱山でした。
1990年までに全部で3千万トンの鉱物が切り出されました。
現在、このお塩の高山は、見学できるようになっています。古い建物、古い写真の展示会、昔坑夫が乗っていたエレベーターのエンジン・ルーム、スライド・ショー、塩で作られている置物などが見えます。
そして、ヘルメットを被って、鉱山に入り、500メートルぐらいの坑道の見学も可能です。いい体験だと思いませんか?坑道で素晴らしい鍾乳石と石筍(たけのこ状の突起物)を見ることが出来ます。
注意:町の入り口にあるカルドナ観光局の女性は親切で、鉱山の見学が始まる時間などを教えてくれますが、よく間違います。鉱山のパンフレットをよく読んでください...そちらの方が正しい!です(笑)。
www.salcardona.com/
オンライン予約可能(英語ページ)
パラドールの入り口のそばにサン・ビセンス・ダ・カルドナ教会(11世紀、ロマネスク様式)と中庭回廊(14、15世紀、ゴシック様式)が建てられています。
教会(有料ですが、チケット売り場で「パラドールに泊まっている」と言ったら、割引がついています!)には、15世紀にイタリアのナポリとフランスのマルセイユを征服した Joan Ramon Folc1世(第2カルドナ公爵)のお墓があります。
教会の後ろまで歩いていくと、カルドナの周りの丘をきれいに見ることが出来ます。無料。
カルドナは、バルセロナの北西95キロにある町です。車がないと、少し不便な行き先です。様々な行き方を書いておきます:
長距離バス |
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バルセロナ北バス・ターミナルから、Solsona 行きのバスに乗る。Cardona バス停で下車。 チケット代(長距離バス) |
タクシー |
Manresa まで電車、その後タクシー(タクシー代、片道:40 ユーロ位) |
チャーターカー |
【カタルーニャ観光】の送迎サービス |
ご利用は、読者御自身の判断でお願いいたします。
「カタルーニャ観光」は、一切の責任を負いません。