ヨーロッパでは、900年~1000年前に多くのロマネスク様式の教会、修道院やお城が造られました。カタルーニャでは、ロマネスク様式は田舎のアートです。
公認ガイド付きのロマネスク様式ツアーをご紹介します:
ロマネスク美術を学ぶ
観光客が少ない町を訪れる
カタルーニャらしい町を見に行く
出発地:バルセロナ
市外観光:ロマネスク個人ツアー
ツアー・タイプ:ガイド付き日帰り旅行
所要時間:8時間
みんなの評価: 4,0
ツアー番号:CAT006(ツアー一覧)
催行日:毎日(年末年始休業)
最少催行人数:1名様
子供:4歳まで:無料
集合場所:宿泊するホテル等
送迎:有り
集合時間:9時30分から可能
ロマネスク美術に興味がある方に、まずバルセロナ、モンジュイックの丘にあるカタルーニャ美術館お勧めします。
ロマネスク美術を集めた美術館では世界一の規模。館内はとても広く、たくさんの素晴らしい作品の数々が堪能できます。
カタルーニャ美術館の次に興味深いロマネスク美術館としてビック市の司教区美術館があります。
【カタルーニャ観光】の市外コース(バルセロナ日帰り旅行)は、サンタ・マリア・ダ・ラスタン修道院とビック市(旧市街、司教区美術館とカテドラル)を見て回ります。
バルセロナから列車でビックへ行き、カタルーニャ風田舎町を見ながら美術館へ、ゆっくりとロマネスク時代にタイムスリップしていきます。
ラスタン村(カタルーニャ語:L'estany、人口:393人、標高:870メートル)が、ビック市から24キロ離れています。きれいな田舎にある村ですが、交通の便が不便なモイアネス地区です。その為、ビック市からタクシーをご利用します。ラスタン村に行く途中で車から牧場、森やピレネー山脈が見えます!
サンタ・マリア・ダ・ラスタン修道院の12世紀に造られた中庭回廊は、非常にきれいに保存されていて、カタルーニャの宝の一つです。
信じられないほど細かく彫刻された回廊の柱頭は素晴らしいです:旧約聖書や新約聖書に出てくる場面の多くがモチーフになっていて、ノアの方舟、エデンの園(アダムとイヴ)、イエスの誕生、東方の三賢人、最後の晩餐などが並んでいます。ゆっくりとラスタン村を歩いたあと中庭回廊と教会を見学します。
最初のラスタン教会が、西暦950年に造られましたが、14世紀~15世紀ごろに戦争や地震で破壊されてしまいました。レスタン教会が数回リフォームされ、鐘楼が15世紀に再建されました。祭壇の側にある「イエス陛下」と「授乳の聖母」がよく知られています。
レスタン修道院を見学した後は、待たせているタクシーででビックに戻り、ノンビリとビッグ市内を見て回ります。
ビック市は、サラミ(フエットやヨンガニサ)、ソーセージ(ブティファッラ)、トリュフ、パ・ダ・パシック(スポンジケーキ)等でよく知られています。
中央広場のすぐ側に美味しいお店がたくさんあるので、ご相談の上でお好きなバル / レストランにて昼食をとります。
田舎の昼休みは、聖なる時間になっていて、13時30分から17時00分まで町を歩く人をあまり見かけません…
スペインでは、舗装されていない中央広場が2つしかありません:ビック市とチンチョン市。アーチ付きの中央広場で、とても印象的な場所です!
この広場で、週に2回野菜などの朝市が開催されます。年に数回、コンサート、お祭り、イベントも開催されます。
ヴィック市の司教区美術館も、この日帰り旅行の見どころの一つです。まず11世紀〜12世紀に作られた祭壇画、マリア像、教会の壁画、ボイ渓谷にあった十字架降下など。感動します。これらはカタルーニャ文化の黎明期を彷彿させる作品やその時代のものです。
11世紀〜12世紀の作品に続いて、次にゴシック様式の作品がたくさん展示されています。カタルーニャ地方出身の画家、ルイス・ブラッサ、フェッレー・バッサ、ベルナット・マルトレーユなどが画いた祭壇画は、とても大きいです。
時代とともに、色使い、絵の背景、テーマ、技法などが変っていくさまを鑑賞すると面白いです。
ビックのカテドラルの昼休み(!)が長いですが、司教区美術館を出たら、カテドラルを見学できます。歴史が深い建物で、様々な建築のスタイルが混ざっています:納骨堂は:初期キリスト教建築。鐘楼は:ロマネスク様式。中庭回廊は:ゴシック様式。正面と内部は:ネオクラシック様式。ある礼拝堂:バロック様式。
アート、美食、カタルーニャ文化など、地元の雰囲気をたっぷり楽しむことが出来る個人ツアーです!
12時間コースをご予約をしていただいたお客様は、ご一緒に夕食をバルセロナのオススメレストランでとります。
運転手付きのチャーターカーをご利用し、12時間コースで、サンタ・マリア・ダ・レスタン、ビック司教区美術館とリポイ教会の門を見学できます。お問い合わせ下さい。
※ このラスタンとビック・ツアーは、ピレネー山脈ツアーとセット(1泊/2日もしくは2泊/3日)が出来ます。詳しい情報は、【カタルーニャ観光】にお問い合わせ下さい。
ビック市は、落ち着いた町で、バルセロナの70キロ北にあります。
紀元前4世紀にアウセタノス民族は、この地域に住んでいました。西暦2世紀にローマ人が街の一番高いところに寺院を建てました。その後、西ゴートはこの地域に住み始めましたが、西暦826年にアラブ人は街を壊滅しました。
878年から人口はだんだん増えてきて、市壁が建てられて、1038年にカテドラルも完成しました。14世紀に市壁は再建されましたが、1714年のスペイン継承戦争でまた不景気になってしまいました。1875年にバルセロナ - ビックの電車線路の開通で再び盛んになりました。
ビック市は2400年の歴史があり、長い歴史と共に素晴らしい町になっていったと言えるでしょう。
現在、ビックの中心地は、歩行者天国です。散歩しながら、ロマネスク様式、バロック様式、ゴシック様式やルネサンス様式の建物を見学する事が出来ます。
特に見どころは、2世紀に建てられた素晴らしいローマ神殿、ネオクラシック様式のカテドラル、11世紀の Queralt ロマネスクの橋、14世紀の市壁や火、土曜日に市が立つマジョール中央広場、そして素晴らしい司教区の美術館。この美術館ではロマネスク様式、ゴシック様式の彫刻、祭壇画、壁画などが見られます。
聖週間のラム・マーケットと7月5日の Sant Miquel dels Sants 祭りが有名。
ビックに行ったら、もちろん現地の料理を味わいたいです。ビックの豚肉やソーセージはスペイン全国で知られています。この町のパ・ダ・ペッシク(ケーキ)、黒いトリュフ、蜂蜜とチーズも美味しいです。
バルセロナ・サンツ駅から R3 号線、ビック、プチセルダ行きの電車に乗る。Vic 駅で下車。
1日に24本。所要時間:1時間20分〜1時間40分。
チケット代(カタルーニャ郊外電車、ゾーン6)
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