ジローナのモデルコース＆おすすめの観光スポット（地図付き）

ジローナ（スペイン・カタルーニャ）：歴史が深いので、旧市街を歩く時に中世の時代にタイムスリップになります。絶対外さないおすすめ観光スポットは丘の頂上で建っている白いカテドラル、旧ユダヤ人地区とオニアール川に写っている町並みです。ジローナの歴史、人気モデルコース、日本語の分かりやすい観光マップ、公認ガイド付き現地ツアー、入場料、レストラン情報、アクセス、天気予報などをまとめました。

目次：

• プラン詳細
• 市内コース
• 観光情報
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• アクセス
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中世ヨーロッパへの旅：モデルコース

日帰り旅行でバルセロナから気軽に行けるジローナはバルセロナよりずっと落ち着いた町です。

古代ローマ時代に作られた町ですが、タラゴナに比べて古代ローマの遺跡は非常に少なく、ジローナの魅力はむしろ、中世の町並みにあります。石畳の細い通りをぶらぶら歩いたり、川に写った建物をノンビリと見たり、丘の頂上から中世の建物を眺めたり、旧ユダヤ人地区で昔話を思い出したりします。

ジローナ駅から観光エリアまで歩く途中で、地元の人が買い物する市場（マルシェ）に寄ります。

ジローナの旧市街はオニャール川と丘の間にあります。それほど広くないので、ジローナ観光は数時間で楽しめます。迷路のように作られたこの旧市街は路地裏、石畳の細い通り、小さな広場、古い建物が多いです。

傾斜があるので、階段を上ったり、アーチの下を歩いたり…。絵葉書に出てくる町並みが多く、映画のロケ地としてたくさん撮影されています。

突然、とても大きいな白い建物が目の前に現れます：ジローナのカテドラルです。

ジローナのカテドラルは柱がないゴシック様式のカテドラルとして、ヨーロッパでもっとも広い建物です。

カテドラルの左側にあるロマネスク様式の中庭回廊は柱頭に想像上の動物、植物、幾何学模様などを施した独特な柱で囲まれています。

旧約聖書からの物語（アダムとエヴァ、ノアの方舟、地獄など）で飾られている柱は少なくありません。

なぜジローナ・カテドラルの中庭回廊が四角ではないかをガイドが説明するでしょう。

カテドラルの美術館で展示されている「天地創造のタペストリー」は１１世紀の終わり頃に作られました。２０１２年に修復され、カタルーニャ地方の宝物です。

ジローナのランブラス通りとカテドラルの間に「Call、カイユ」という地区があります。カタルーニャ語で「Call」はユダヤ人地区という 意味です。バルセロナ、タラゴナ、テュルトザ、ベサルなどにも「Call」がありますが、ヨーロッパの中でもっともいい状態で保存されているのが、このジローナのユダヤ人地区です。

保存状態の良さに加えてこの地区に優れた学者や医者が住んでいたので、現在のジローナは中世ユダヤ人地区の生活を知るいい参考の町になっています。

深い歴史の他、伝説（石になった女性、蝿が出てきたお墓、殺人を教えた鷲…）や面白い習慣（ライオンのお尻にキッスすること）が多いジローナでは、カタルーニャの歴史がよくお分かりになるでしょう。

ところで、ジローナはカタルーニャらしい町で、プライドが高いカタラン人が多く住んでいるので、選挙の際、常に独立派の政党がいい票を集めます。

５月中旬にカタルーニャにいらっしゃいましたら、お花祭りも楽しむことが出来ます。

昼食は橋を渡って、新市街に行き、テラスなどで田舎風のカタルーニャ料理を味わいます（ジローナの子牛のお肉の評判はとても高いです：柔らかくて美味しいです）。

城壁を歩く時はジローナのデベザ公園とピレネー山脈の麓がよく見えます。

夕方に電車でバルセロナに戻ります。

１２時間のコースをご予約をしていただいたお客様は一緒にオススメのレストランで夕食をとります。

※　このジローナ・ツアーは専用車または、電車＋タクシーをご利用していただくと、フィゲラスツアー、 ラ･ビスバル（陶器ショッピング）、ベサルツアーのいずれか１コースとセット（全て１２時間コース）が出来ます。詳しい情報はお問い合わせ下さい。

バルセロナの９０キロ北にあるジローナは日帰り旅行で気軽に行くことができ、中世のヨーロッパ（石畳の通り、素敵な町並み）が感じられる町です。

人口９万６千人、標高７０メートル。ピレネー山脈と地中海の間にあるジローナはローマ人によって創設されました。旧市街はスペインの一番興味深い歴史上の地区です：中世の城壁、ロマネスク様式とゴシック様式の建造物、バロック様式の建物、そして、ヨーロッパで一番きれいに保存された旧ユダヤ人街を尋ねることが出来ます。

南北に流れるオニャール川を挟んで、現代的な建築がある新市街と旧市街に分かれます。この川に沿って建てられたオレンジ色、薄いピンク色、薄い黄色の建物はジローナの有名なイメージの中の一つです。

狭い石畳の道の旧ユダヤ人の地区は低い丘にあります。９世紀から１５世紀までこの地区に住んでいたユダヤ人は街の経済発展に貢献しました。

長い階段の上にあるカテドラル は、１１世紀から１８世紀にかけて造られましたので、様々な建築のスタイルが混ざっています。もっとも古い部分は中庭回廊（１０３８年）と鐘楼です。１５世紀に改装された身廊はカタルーニャ・ゴシック様式です。ゴシック様式の柱を置かない一身廊建築では世界でもっとも広いものです。そして、正面はバロック様式で造られています。

2024年11月16日改定

カテドラルの博物館では、カール大帝の像、コデックス（写本）や「天地創造」のタペストリーは必見です。

アラブ浴場：イスラム建築の要素があるのに、この浴場は１２世紀に建てられたロマネスク様式の銭湯です。５つの部屋が建てられましたが、アポディテリウム（apodyterium）は 一番特徴のあるところです：部屋の中央にある馬蹄形アーチとボールトはとても審美的な建築です。

ところで、２０１５年９月に「七王国の玉座」というファンタジー小説シリーズがジローナ旧市街で撮影されました。

最後にジローナ観光局のパンフレットに書いてある文章を是非翻訳したいです： 今の時代には、生活の質はたくさんの物を持っている事ではないです。しかし、時間の余裕、レジャーと落ち着いたペースで物を楽しむ事は、それが生活の質です。ジローナとその地方で自然、歴史、居心地いいところがたくさんありますので、私たちの地方でどうぞごゆっくりお過ごし下さい！

旧市街からすぐに行けるサン・ダニエル谷（ Vall de Sant Daniel ）は落ち着いた地区で、特に小さな噴水と古い建物で居心地いいところです。

おすすめのレストランはインデペンデンシア広場にある Casa Marieta （子牛料理が美味しい）と有名な「セジェール・デ・カン・ロカ」 です。「セジェール・デ・カン・ロカ」は３兄弟が経営する高級レストラン（創作料理）で、数回に世界一レストランになりました（２０２１年にジローナ中心地に位置しているロカ兄弟の新しいレストラン、Restaurant Normal がオープンしました ）。

おすすめのスペインバルは、インデペンデンシア広場にある Xibarri です（営業時間：毎日、１０時００分～２４時００分）。

ジローナに泊まる方には Hotel Carlemany （４つ星）をおすすめします。ジローナ新市街にありますが、旧市街が近いです（旧市街に泊まると、一晩カテドラルの鐘が聞こえます・・・）。

■　バルセロナ・サンツ駅からフィゲラス行きの高速列車に乗る。Girona 駅で下車。

１日に１１本、高速列車の所要時間：３８分。

■　バルセロナ・サンツ駅から Ｒ１１ 号線、フィゲラス、フランス行きの電車に乗る。Girona 駅で下車。

１日に２２本、急行の所要時間：１時間２０分〜１時間３５分。

■　チケット代（ スペイン国有鉄道）

標高７５㍍にあるジローナ市は地中海から３０キロ離れています。地中海性気候の影響を受けますが、（海岸ではなく、内陸にある町で）夏の温度が２４～２８度で、冬の温度が５度まで下がります。雨が少ない町ですが、春と秋には月に数回雨が降ります。

１９３０年に創立されたジローナのサッカークラブです。

ＦＣジローナのサッカー・スタジアムは町の中心地から２.５キロ離れている「モンティリビ」スタジアム です。１万３千人が収容できるスタジアムです。

ジローナはきれいな町並みがとても多い町で、バルセロナからのおすすめの日帰り旅行です。