ダリ美術館は世界の最も大きなシュルレアリスムのオブジェです。ダリによってリフォームされた古い劇場は、1974年にオープンしました。効率よく観光できるモデルコース、アクセス、美術館のフロアマップ、おすすめのレストランやバル、ホテル・デュランなどをご紹介します。
目次:
カタルーニャ高速列車(Avant)にて北に向かい、55分で田舎の町フィゲラスに到着します。フィゲラス新駅(Figueres Vilafant 駅)からフィゲラス中心地(ダリ美術館)付近までは、フィゲラス市バスを利用し、10分ほどで到着します。
フィゲラス(人口4万人)はバルセロナの北120キロにあり、田舎の落ち着いている町です。町の中心地はランブラ通りです。ダリ美術館がある地区はショッピング・エリアですが、多くのお店の昼休みが長~いです。
目の前はダリ美術館です!
ダリ美術館の回りを一周されると、美術館の大きさや、美術館の奇妙な外観が見て取れます。
赤い壁は日本語版のガイドブックによく載っています。壁にあるモノは、パンです。建物の上には金色のマネキンと大きな卵です。ダリの世界が面白いですね!
ダリ美術館の赤い壁がよく知られていますが、美術館の入口はサン・ペラ教会の隣にあります。赤ちゃんのダリはこのサン・ペラ教会で洗礼を受けました。
スペイン内戦で無くなった市立劇場がリフォームされ、1974年にフィゲラスのダリ美術館がオープンしました。とても広い美術館です。
1・ | 入口、チケット売り場 |
2・ | 中庭 |
3・ | 舞台 |
4・ | 赤い部屋 |
5・ | 旧魚マーケット |
6・ | アクセサリー部屋 |
7・ | ダリのお墓 |
8・ | バイエス氏の部屋 |
9・ | ダリの版画 |
10・ | 廊下 |
11・ | メイ・ウエスト部屋 |
15・ | 風の宮殿 |
16・ | アメリカの詩 |
17・ | 廊下 |
18・ | ブラマンテの礼拝堂 |
19・ | 3D作品 |
20・ | 新しい部屋 |
21・ | ガラテア塔 |
22・ | 新しい部屋 |
春から秋のハイシーズンには美術館の前で長い行列が出来ているのをよく見かけます。事前予約をお忘れなく!
中庭にある黒い車はダリが持っていたキャデラックです。キャデラックの中で雨が降ります・・・
壁にある絵はダマシエです。見る距離により見える絵が全然違います。
ダリは歴史、ギリシャ神話、サイエンス、宗教などに興味を持っていました。このテーマは多くの絵画に出ています。
ダリ美術館の作品は年代順に並んでいません。若いダリ(17歳)が描いた絵のとなりで高齢のダリの絵(78歳)が見えます。
1929年の夏にダリ(伝記)はロシア出身の「ガラ」に出会いました。ガラはダのミューズになり、多くの絵に描かれています。
「風の宮殿」という部屋は旧劇場の休息の間でした。ダリは大きな天井画を描きました。ダリのちょび髭が分かりやすいです・・・
舞台の背景にある巨大絵は1947年に描かれたレプリカです。最初の作品は1941年にニューヨークのメトロポリタン歌劇場のために描かれました。
ダリ美術館の隣に、ダリがデザインした宝石の博物館があります(ダリ美術館本館を出て右に曲がると、角に鉄の門と回転ドアがありますが、そこです!同じチケットで見学できます)。
1940年代、1950年代にダリが宝石をデザインし、ニューヨークの有名な宝石屋がそれを作りました。大きな存在しない石以外は、全て本物の金、銀、ダイヤモンド、ルビーなどです。
ダリ美術館の有名作品:
Galarina |
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ガラリナ |
1945年 |
Galatea de les esferes |
球のガラ |
1952年 |
El palau del vent |
風の宮殿 |
1970年~1973年 |
L'espectre del sex-appeal |
セックス・アピールの亡霊 |
1934年 |
La cistella de pa |
パン籠 |
1945年 |
Leda Atomica |
レダ・アトミカ |
1949年 |
La imatge desapareix |
イメージが消える |
1938年 |
Autoretrat tou amb bacó fregit |
自画像とベーコン |
1941年 |
Retrat de Pablo Picasso al segle XXI |
ピカソの肖像 |
1947年 |
L'ull del temps |
目の形の時計 |
1949年 |
El Torero Alucinógeno |
幻覚剤的闘牛士 |
1969年~1970年 |
Sofà Mae West |
メイ・ウエストのソファ |
1938年 |
昼食はおすすめのピンチョス・バルでとります。また、サルバドール・ダリとガラ夫人がよく行ったホテル・デュランのレストランで昼食をとることも出来ます。このレストランのアンポルダ地方料理が美味しいです。
カダケスの「卵の家」まで足を延ばすことをおすすめします。
バルセロナサンツ駅から高速列車(Avant)をご利用、新フィゲラス・ビラファント駅で下車。
1日に15本。所要時間:55分。
チケット代(スペイン国有鉄道)
国有鉄道駅からダリ美術館付近まで(約1.5キロ):市バス、またはタクシー(タクシー代)。
Q | ダリ美術館の見学時間はどのくらいですか? |
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A | ゆっくりとダリ美術館を見て回ると、所要時間は2時間30分ほどです。 |
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Q | ダリ美術館の開館時間を教えてください。 |
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A |
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Q | チケット代はいくらですか? |
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A |
大人:21.00 |
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Q | ダリ美術館の入口では、クレジットカードを使うことが出来ますか? |
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A | はい、チケット代のお支払いは現金またはクレジットカードです。 |
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Q | コインロッカーはありますか? |
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A | コインロッカーではなく、劇場のようなクロークがあるので、係員に大きなリュックなどを預けます(無料)。番号を貰うので、見学後に出口で預けたモノを取りに行きます。 |
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Q | 美術館のパンフレットはありますか? |
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A | はい、チケット売り場の裏側に美術館のパンフレットがたくさん置いてあります(パンフレットはカタルーニャ語、スペイン語、英語、フランス語)。 |
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Q | 美術館では、写真を撮ることが出来ますか? |
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A | はい、写真を撮ることが出来ますが、フラッシュをご遠慮ください。 |
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Q | オフィシャルショップはありますか? |
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A | オリジナルグッズが買えるお店は2軒なります:美術館の出口にあります。絵葉書、ポスター、置物、香水、Tシャツ、ガイドブック等を買うことが出来ます。 |
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Q | トイレはありますか? |
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A | はい、トイレ1ヶ所あります:舞台(ステージ)の下。 |
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Q | 無料になる日はありますか? |
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A | とても残念ですが、無料開放日はありません。 |
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Q | バルセロナのダリ美術館はどこにありますか? |
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A | ダリ美術館(バルセロナ)は、残念ですが、2017年3月に閉鎖しました。 |
バルセロナからフィゲラスまで日帰り旅行が出来ますが、フィゲラスに1泊することをおすすめします。内陸の町の落ち着いた雰囲気が楽しめます。また、ダリの世界にもう少し近づくことも出来ます。フィゲラスには、ホテルが数軒ありますが、サルバドール・ダリ自身が利用していたホテルはホテル・デュランでした。
ホテル・デュランはフィゲラス旧市街にあり、ランブラス通りのすぐ傍にあります。ダリ美術館まで歩いて3分。
4階建ての建物は近年に改装されました。1階はオシャレなレストランになっています。レストランのシェフはこのアンプルダ地方の料理を作ってくれます:田舎のサラミ、コスタ・ブラバ海岸の魚など。この地方のワインも飲むことが出来ます。デュラン・レストランが少し高いですが、サービスはとても丁寧です。
レストランの奥にダリが食事した小部屋があり、オーナーに頼めば、見学が可能になります。壁に以前この部屋で撮られた写真などがたくさん貼ってあります。
建物の2階から4階までは、65 の部屋があります。全ての部屋が改装されたので、とても清潔で夜はとても静か。部屋には電話、テレビ、無料ワイファイ、エアコン、暖房、ヘアードライなどが設備されています。
建物の2階の広い部屋で朝食(バイキング)をとることが出来ます。
ホテル・デュランの最初のオーナーさんはダリと同じ学校に通っていて、二人は友人でした。
受付の方はデュランさんの子孫で、スタッフは皆、フレンドリーです。1階はダリの絵画、ダリの頭の彫刻、古い新聞の記事で飾られています。サロンの壁は12枚の絵で飾られ、バルも新聞記事や写真で飾られています。
デュラン・ホテル、レストラン:休業日なし。
トリプル・ルーム、4人用の部屋も有り。
近くに警備さん付きの駐車場も有ります。
料金はホテル・デュランの公式HP に書いてあります:
参考までにホテル代(消費税込み)は、次のようです:ツイン・ルームは、85 ユーロ~、朝食は 11 ユーロ、駐車場は、15 ユーロ。
暖かい歓迎をしてくれるスタッフ、美味しいカタルーニャ料理が楽しめるレストラン、静かで居心地よいお部屋、このホテル・デュランは本当におすすめです。是非行ってみてください!
フィゲラスの Hotel Duran(4つ星):
Carrer Lasauca, 5
FIGUERES 17600
(+34) 972-50-1250
ダリの世界は本当に面白いです。フィゲラスに着くと、すぐにダリの世界にどっぷり浸ってしまいます。
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