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カタルーニャ美術館(MNAC、Museu Nacional Art Catalunya)は世界トップクラスの美術館です。モンジュイックの丘に建っている堂々たる美術館では10世紀のアートがきれいに展示されています。教会の壁画(ロマネスク様式)、棺(ゴシック様式)、エル・グレコの絵画(バロック様式)、ガウディがデザインした家具(アール・ヌーヴォー様式)などが見えます。カタルーニャ美術館の施設、フロアマップ、作品、所要時間、レストラン、アクセス、チケット予約方法、無料開放日をまとめました。
目次:
バルセロナでは、多くの美術館が見学できますが、最も広い美術館は、モンジュイックの丘にある「カタルーニャ国立美術館」です(MNAC、マナック:Museu Nacional Art Catalunya とも呼ばれています)。
1929年のバルセロナ万国博覧会のために造られたこの建物はとても目立ちます。スペイン広場から見ても正面やドームがとても大きく見えます。
美術館の1階にはロマネスク様式、ゴシック様式、バロック様式とルネサンス様式のエリアが有り、2階には19世紀の終わり頃からの美術品が展示されています(主にカタルーニャ出身のアーティスト)。1000年のアートが楽しめる MNAC(カタルーニャ国立美術館)です。
1・ | カフェテリア |
2・ | コンサート・ホール |
3・ | ルネサンス、バロック様式 |
4・ | トイレ |
5・ | エレベーター |
6・ | ギフト・ショップ |
7・ | ロマネスク様式 |
8・ | ゴシック様式 |
9・ | オーディオガイド |
10・ | チケット売り場 |
11・ | コイン・ロッカー |
12・ | 入口 |
世界では最も広いロマネスク様式の美術館です(ところで、ビックの司教区美術館は世界3番目です)。
保存するため、20世紀初頭にピレネー山脈(特にボイ渓谷)にある小さな教会の壁画はバルセロナに移されました。
10世紀~12世紀のアンテペンディウム(祭壇の前の飾り)、アプス(教会の祭壇の後ろにある半円形の部屋)の壁画、木製の十字架、十字架廊下などが見えます。
当時はアーティストの名前は重要ではなかったので、彫刻家などの名前は知られていません。
有名作品(ロマネスク様式) |
「サン・クリメント・ダ・タウユ教会」の壁画、豪華な全能者 |
「サンタ・マリア・ダ・タウユ教会」の壁画 |
「バトリョの威厳に満ちたキリスト」 |
ゴシック様式のエリアも広いです。ゴシック様式が流行していた時代にはアラゴン王の支配下(12世紀の終わり頃~15世紀の終わり頃)のカタルーニャ国は栄えていました。それで、素晴らしい祭壇画を描いたり、お墓やアーチの頂上の要石を作ったりした時代でした。
有名作品(ゴシック様式) |
「クンセイアーズの聖母」、画家ルイス・ダルマウ |
「キリストの頭」、彫刻家ジャウマ・カスカイ |
「聖アゴスティンの聖別式」、画家ジャウム・ウゲート |
当時はカタルーニャは衰退していたので、ルネサンス様式のエリアはそんなに広くありません。
有名作品(ルネサンス様式) |
「キリスト昇天祭のブチントーロの帰還」、画家カナレット |
次は、わりと広いバロック様式の部屋に入ります。暗い絵(静物画や肖像画)、イエスやマリア様が描かれている絵が多いです。
有名作品(バロック様式) |
「聖パブロ」、ディエゴ・ベラスケス |
「聖ペテロと聖パウロ」、エル・グレコ |
「十字架を担うキリスト」、エル・グレコ |
2004年からティッセン・ボルネミッサ美術館から貸し出し中の美術品(ゴシック様式からルネサンス様式、ヴェネツィアのロココ様式まで)もたくさん展示されています。
隣の部屋は「フランセスク・カンボ氏」のコレクションがあります:カタルーニャ出身の政治家は50つの美術品(風景、ポートレート、静物画など)を美術館に寄付しました。
次は、非常に広いセレモニー・ホールに着きます。今でもパーティー、結婚式などの為に利用されるホールです。上にある大きなパイプ・オルガンを是非見てみて下さい。
エレベーターまたは階段で2階に上ります。
4・ | トイレ |
5・ | エレベーター |
13・ | バロック様式 |
14・ | アール・ヌーヴォー様式 |
15・ | レストラン |
2階に着いたら、まず、丸いドームに描かれているフレスコ画(画家フランセスク・ダシス・ガリ作品)を見ましょう!
奥の部屋には Oleum レストラン。横の壁にはジョアン・ミロのセラミック(IBMの壁画)。
2階ではカタルーニャ出身のアーティスト(画家サンティアゴ・ルシニョール、画家ラモン・カザス、画家マリア・フルチュン)の絵画や彫刻がたくさん見えます。アール・ヌーヴォー様式のエリアです。19世紀の終わり頃~20世紀初頭にはカタルーニャが織物の工場のおかげで栄えていました。大金持ちになった人たちは様々なアーティストに美術品(絵画、家具、ステンドガラスなど)を頼みました。カタルーニャ語では「アール・ヌーヴォー様式」のことは「ムダルニズマ様式」と言います。
有名作品(アール・ヌーヴォー様式) |
ガウディ作の家具 |
建築家ムンタネールがデザインした暖炉 |
ジュゼップ・マリア・ジュジョールのデザイン |
最後のエリアはそんなに広くありませんが、有名な彫刻や絵画が並んでいます。
有名作品(近代美術) |
「父の肖像」、ダリ |
「帽子と毛皮の襟を付けた女性」、ピカソ |
「偉大なダンサー」、彫刻家パウ・ガルガイオ |
カタルーニャ美術館で素敵なコレクションが見学できます。全部で1000年のアートですよ。
コインまたは古い写真がある部屋もあります。
チケット売り場の左側は、地下1階の部屋では特別展も開催されます。
Q | 事前予約が必要ですか? |
A | とても広いカタルーニャ美術館なので、観光シーズンであっても、平日にはあまり込みません:事前予約しなかった観光客もスムースに入場できます。しかし、無料開放日には多くの観光客が美術館に行き、無料チケットの事前予約をしていない方はかなり並びます・・・ |
Q | カタルーニャ美術館の所要時間は? |
A | とても広い美術館で、ゆっくりと見て回る場合、5~6時間がかかります。チケットが(1ヶ月以内に)2日間有効です(買った日+他の日)。 |
Q | 休憩が出来る場所はありますか? |
A | 休憩が出来る場所は美術館内にあるベンチやソファ以外は、2ヶ所あります:美術館の前にあるテラス(バルセロナを一望できるテラス)または美術館の中にあるカフェテリアで軽食が出来ます。 |
Q | 美術館の施設を教えて下さい。 |
A | トイレ、コイン・ロッカー、日本語オーディオガイド、ミュージアム・ショップは有り。 |
Q | 美術館の屋上に上ることが出来ますか? |
A | はい、自由に屋上に上ることが出来ます。エレベーターはパイプオルガンがある広い部屋の奥(カフェテリアの右側)にあります。エレベーターで上り、屋上を歩き、パノラマを楽しみ、階段でおります。 |
Q | カタルーニャ美術館周辺には、おすすめのレストランはありますか? |
A | 美術館の2階に中級レストラン(オレウム・レストラン)があり、食事しながらバルセロナが一望できます(予約必要)。その他、レストラン・リストをお調べ下さい。 |
Q | カタルーニャ美術館の前で噴水ショーが見えると聞きましたが・・・ |
A | カタルーニャ美術館を出る際、タイミングが合えば、有名な噴水ショーを見ることが出来ます。 |
※ バルセロナ・カードを持っている方は、カタルーニャ美術館のチケット売り場で当日券を買う時は入場料が割引されます。チケットを買う時にバルセロナ・カードを見せるのをお忘れなく!
日本語オプショナルツアー
TripAdvisor
日本語ツアーに参加しない方は、カタルーニャ美術館の公式サイト www.museunacional.cat/ でオンライン予約が出来ます。オンライン予約する場合、バルセロナ・カードを使うことは出来ません。
チケットの購入が完了したら、【 MNAC 】というタイトルのメールが送られてきます。そのメールにカタルーニャ美術館のEチケットが添付されています。
当日はこのEチケットを印刷して持参するようにしましょう。「スマートフォン用のチケット」のダウンロードも出来ます。
※ 16歳未満の子供、および65歳以上のシニアは一年中無料で見学できます。
カタルーニャ美術館の入場料、主なチケット:
大人 | 12.00 |
年配の方 | 無料 |
子供 | 16歳まで:無料 |
2024年11月16日改定
時期や曜日により開館時間が違います:
火~土、5月~9月: |
---|
10時00分~20時00分 |
火~土、10月~4月: |
10時00分~18時00分 |
一年中の日曜日: |
10時00分~15時00分 |
閉館:毎週月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
次の日には無料でカタルーニャ美術館が見学できます。
土曜日:15時00分以降 |
第1日曜日 |
9月11日 |
カタルーニャ美術館 MNAC
Palau Nacional
Parc de Montjuïc, s/n
08038 Barcelona
公式サイト www.museunacional.cat/
アクセス:
地下鉄 1号線または3号線、Espanya 駅下車。徒歩15分。
ツーリストバス:赤ルート、Museu Nacional d'Art de Catalunya バス停で下車。徒歩2分。
市バス:55番バス、Museu Nacional バス停で下車、徒歩3分。150番バス、Piscines Picornell バス停で下車。徒歩3分。
タクシー:タクシー乗り場(美術館を出ると、左側の角)はありますが、普段は待っているタクシーはありません。
この観光コースでは、3~4時間をかけて必見の作品である「サン・クリメント・ダ・タウユ教会の壁画」、「聖ペテロと聖パウロ」、「ラモン・カザスとペラ・ルメウ」などを中心に観賞し、日本語ガイドが丁寧に解説いたします。
ティエリー
菊田様、メッセージを書いていただき、どうもありがとうございました。モンジュイックが広い丘で、オリンピック・スタジアム、オリンピック・スポーツ博物館、ドイツ・パビリオン、スペイン村、ミロ美術館、モンジュイック城、ゴンドラ、噴水ショーとカタルーニャ美術館などが楽しめるエリアです。ゆっくりと見て回ったら、1日かかりますね!それでは、また、是非、見どころが多いバルセロナに遊びに来て下さい!
菊田修也様
カタルーニャ美術館は自分にとって思い出の場所です。新婚旅行で約10年前にバルセロナへ行った際、この美術館の前のモンジュイックの丘から街を眺めました。実はその数年後にもバルセロナ旅行へ行き、ここを訪れました。実は肝心の美術館内部には入ったことはないのですが、次に行った時には是非中に入って美術品を見てみたいものです。
ご利用は、読者御自身の判断でお願いいたします。
「カタルーニャ観光」は、一切の責任を負いません。
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