カサビセンスは、ガウディ発想がよく分かる家です。観光情報(歴史、アクセス、営業時間、フロアマップ、入場料、トイレ、コインロッカー等)をまとめました。
目次:
2017年11月16日にガウディがデザインしたカサ・ビセンスが公開されました。
カザ・ビセンスは、ビセンス氏の別荘でした。ビセンス氏は、バルセロナ出身のプチ・ブルジョアで、証券取引所のブローカーでした。
1883年にビセンス氏が、30歳のガウディにアールヌーボー様式の建物を頼みました。
イスラム様式や自然からの影響を受けた若いガウディは、タイルや鉄をたくさん利用し、曲線があまりないカサ・ビセンスをデザインしました。ガウディの初期作品です!
4階建てのカサ・ビセンスは、1885年までミドリと地下水が多いグラシア市(現在:バルセロナ市のグラシア地区)で造られました。
歩道から見える柵が、シュロの葉っぱをイメージしています。タイルには、植物(特にマリーゴールドという花)が多いです。きれい!
1899年に(ビセンス氏が亡くなった後)、ビセンス邸のオーナーが変わりました。キューバから戻ってきたジュベー氏が、この建物を購入しました。
1946年まで、広い庭(1700平方メートル!)には、ガウディがデザインした豪華な噴水がありました。しかし、ジュベー氏が売った広いエリアで、マンションが造られてしまい、噴水が無くなり、庭が小さくなりました。残念です。。。
2005年にカサ・ビセンスが、ユネスコの世界遺産に登録され、2014年にアンドラ公国の MoraBank 銀行は、カサ・ビセンスを購入し、修復してくれました。それのお陰で、2017年11月から(歴史上で初めて)カサ・ビセンスが公開されています。バルセロナの観光地が増えてきました!良かった!(笑)
1階から屋上まで、見学できるガウディ建築物です。
1階は、玄関、ダイニング・ルーム、バルコニー、喫煙室を見学します。全ての部屋の床が、古代ローマ風のモザイクで作られています。部屋それぞれの天井が違います。ペーパーマシェ(紙の器)や磁器で作られたモチーフが、葉っぱ、お花やキイチゴをイメージしています。
ダイニングルームにある暖炉、または喫煙室では、イスラム様式の影響が見られます。バルセロナでは、非常に珍しいデコレーションです。
バルコニーの壁や天井も植物で飾られています:シュロの葉っぱ、ザクロ、アジサイがきれいです!
葉巻の煙でいっぱいだった喫煙室に、ステンドガラスを通じて西日が入った時の雰囲気を想像できませんか?
2階には、ベッドルームとバスルームがありました。この2階の床は、壊れた大理石の破片と顔料で作られています。壁には、植物(ススキ、木ヅタ、トケイソウ)が書かれています。天井は、ブドウの葉っぱやキイチゴをイメージしています。
バルコニーが低く造られましたので、ベッドから庭がきれいに見えましたよ!ガウディの建築物は、何でも計算されています。バルコニーの角のタイルは、ヒマワリをイメージしています。
3階がリフォームされたので、現在、エキスポが開催されています:石膏模型、ガウディが書いたドキュメントなどが展示されています。120年前のバルセロナをテーマしているビデオが上映されています。
屋上に出ると、ガウディがデザインした別荘とジョアン・バティスタ・セッラ(ガウディの弟子)が拡大したエリアが良く分かります。煙突3ヶ所は、モスクの屋根に似ていませんか?
カサ・ビセンスの庭にあった滝が無くなりましたが、2019年の春にバルセロナ郊外 でレプリカが造られました!
水道のミュージアム は、ガウディの弟子、ジュジョールがデザインした「カン・ネグラ」や「卵の家」の近くに有ります。
1・ | 庭 |
2・ | 喫煙室 |
3・ | コイン・ロッカー |
4・ | エレベーター |
5・ | ベランダ |
6・ | ダイニングルーム |
7・ | 地下1階への階段 |
8・ | 2階への階段 |
9・ | 地下1階への階段 |
10・ | 庭から1階への階段 |
11・ | 玄関 |
12・ | プライベート |
13・ | チケット売り場 |
14・ | 出入口 |
15・ | 女性の部屋 |
16・ | ブルーの部屋 |
17・ | 新しいエリア |
18・ | エレベーター |
19・ | バルコニー |
20・ | ベッドルーム |
21・ | 1階への階段 |
22・ | 3階への階段 |
23・ | 着替える室 |
24・ | バスルーム |
25・ | 子供部屋 |
26・ | オーディオビジュアル |
Casa Vicens
Carrer de les Carolines, 20-26
08012 Barcelona
(+34) 93 547 59 80
アクセス: 地下鉄 3号線、Fontana 駅下車。または、7号線、Gràcia 駅下車。
カサ・ビセンスの入場料、全リスト:
大人 | 16.00 |
年配の方 | 14.00 |
子供 | 11歳まで:無料 |
2021年02月24日改定
Q | カサビセンスの営業時間は、何時から何時までですか? |
A | 10時00分から19時00分まで(夏は、20時00分まで)見学できますが、プライベート・イベント等がよく開催されるので、営業時間がよく変更されます。オンライン・スケジュールを調べて下さい。所要時間は、約1時間です。 |
Q | カサ・ビセンスには、オーディオガイドがありますか? |
A | スタッフが多いので、気軽に質問できますが、オーディオガイドはありません。 |
Q | カサ・ビセンスには、カフェ、ギフトショップ等がありますか? |
A | 庭に Cafeteria Hofmann(カフェ・ホフマン)にあるので、素敵なエリアで休憩も出来ます。 |
Q | カサ・ビセンスには、トイレがありますか? |
A | はい、地下1階には、清潔なトイレがあります。 |
事前予約すると、スムースにカサ・ビセンスに入場できます。
日本語ツアーに参加しない方は、カサビセンス公式サイトでオンライン予約が出来ます。
日本語オプショナルツアー
TripAdvisor
まず、公式サイトにアクセスします:
https://casavicens.org/
ページ上部にある「 BUY TICKETS 」をクリックする。
次のページで、チケットを選択します:
一般のチケットは、「 Casa Vicens Visit 」です。
「 Casa Vicens Guided Tour 」は、ガイド付きの見学ツアーです。10名様までのツーで、カタルーニャ語、スペイン語、フランス語または英語のツアーです。日本語ツアーを希望している方は、「カタルーニャ観光」にお問い合わせ下さい。
「 The essence of Casa Vicens 」チケットは、土曜日の午後6時30分に入場します。
「 Casa Vicens Visit 」チケットは、オンライン予約してから3ヶ月内でいつでも見学できます。
「 Visitor’s day 」は、チケット代が、半額になりますが、月曜日(10時00分~15時00分)のみ利用できる入場券です。
次のページで、カレンダーの上にある (前月) or (次月)を使い、見学日を選択します。
グレイ色の日付は、一般チケットが発売されていないという意味。
下線付きの日が、すでにチケット売り切れ。
● が付いている日は、見学時間が早く終る日。
● が付いている日は、割引が付いている日。
次のページで、訪れる日を選択する。
「 There are 8 tickets left 」は、もうすぐに売り切れになります。ご予約は、お早めに!
次のページで、人数を選択する。
「 CONTINUE 」をクリックする。
プロモーションを持っている方は、このページでお知らせ下さい(ある時期は、オンライン予約は、25%割引になります)。
「 CONTINUE 」をクリックする。
このページから制限時間は、15分です。時間を過ぎてしまった場合は、もう一度最初のページから予約し直します。
個人情報を記入します。(*) が付いている欄のみ必須項目。
日本の携帯電話のメールアドレス( docomo 等)を記入する場合は、受信エラーが多いです。
「どこでカサ・ビセンスのことを知りましたか?」質問に答えます。
お支払い:クレジット・カードのみご利用可能です。
「 I accept the general terms and conditions of use 」ボックスをクリックする。
「 PAY 」ボタンをクリックする。
クレジット・カードの番号、有効期限とセキュリティコードを記入します。
「 Accept 」ボタンをクリックする。
場合により、銀行から送信される購入許可暗所番号のご記入も必要。
数分後に記入したメールアドレスに PDF ファイルを受信します。このファイルをプリントしたり、スマートフォンに入れたりします。
ビセンス邸に到着した時に、チケット売り場に行かずに入口のスタッフにチケットを見せます。スムースにガウディがデザインした別荘に入場します。
Carolines 通り、20番 のチケット売り場に行ったら、チケットを買うことが出来ます。特別なイベントが開催されていない日には、並ばずに入場できます。
バルセロナ・カードを持っている方は、カサ・ビセンスでは、割引が付いています。チケットを買う時に、バルセロナ・カードを見せるのをお忘れなく!
カサ・ビセンスの利用規約により、キャンセルまたはチケット変更は出来ません。
バルセロナでは、雨が降る日が少ないですが、雨が降っても、カサ・ビセンスの狭い屋上に出ることが出来ます。庭がきれいなのに、雨が降る時は、あまり楽しむことが出来ません。残念です。
ご利用は、読者御自身の判断でお願いいたします。
「カタルーニャ観光」は、一切の責任を負いません。