ラボケリア市場とも呼ばれているサンジュセップ市場は、ランブラス沿いにある賑やかな市場です。地元の雰囲気を楽しみながら、バルセロナの「胃袋」でフルーツ、野菜、ジュース、イベリコハム、肉、魚、菓子などが買えます。ラ・ブケリア市場の歴史、フロアマップ、おすすめのお店、営業時間、美味しいタパスバル、グルメ・ランチ、アクセス等をまとめました。
目次:
昔、ランブラス通りに小さな川が流れていました。中世の時代には、地中海貿易のお陰でバルセロナの街が、栄え、人口が増えていきました。
市壁に囲まれたバルセロナでは、小さすぎた為、13世紀になって、2番目の市壁が、この川に沿って建てられました(その後も同じように14世紀に3番目の市壁が建てられました)。
2番目の市壁と3番目の市壁の間には、たくさんの教会や修道院などが建てられました。それに伴って、バルセロナの中心地が、海の聖母マリア教会(サンタ・マリア・ダル・マル教会)の地区からランブラス通りに移動して行きました。
まもなく小さな川が埋めたてられ、ランブラス通りは、賑やかなところとなり、いつも行商人で混んでいました。
ランブラス通りの南側にあった宗教建造物の中にサン・ジュゼップのカルメン会の修道院がありましたが、1835年に火事にあいました。
バルセロナ市は、毎日ランブラス通りの交通を邪魔していた行商人を一箇所に移動させたいと思い、この土地を市場建設用地として購入しました。
しかし、市役所と行商人の間で様々な問題が起きて、1840年にオープンする予定市場は結局、30年遅れて、1870年にオープンしました 。
今も残っている鉄とガラスの屋根は、印象的です。現在、野菜、果物、魚、お肉とチーズがたくさん売られています。赤い、グリーン、オレンジ色、黄色...本当にたくさんのカラーがあって、見るだけで楽しいです。
間違いなくツーリストの目もこの色のフェスタで大喜んでいるでしょう。写真を撮る観光客も少なくないです。
市場の回りに残っている中世の修道院の柱を見るのを忘れないで下さい。
ちなみに、サンジュセップ市場、サンジョゼップ市場、サンジュゼップ市場またはラボケリア市場は、同じ市場ですよ!
2017年に国際放送CNNによって「ボケリア市場」は、「世界の生鮮市場ベスト1」になりました。
alberginia | ナス |
bròquil | ブロッコリー |
carbassa | カボチャ |
enciam | レタス |
esparrec | アスパラガス |
その他:食品リスト(PDFファイル)
ametlla | アーモンド |
cirera | さくらんぼ |
dàtil | ナツメヤシの実 |
figa | イチジク |
gerdó | キイチゴの実 |
その他:食品リスト(PDFファイル)
anec | カモ |
aviram | 家禽 |
cabra | ヤギ |
conill | ウサギ |
embotits | ソーセージ |
その他:食品リスト(PDFファイル)
areng | ニシン |
bacallà | タラ |
calamar | イカ |
cranc | カニ |
gambes | 芝エビ |
その他:食品リスト(PDFファイル)
フロアマップの凡例:
薄いブルー:魚屋 / 濃いブルー:イベリコ豚 / 赤い:お肉屋 / ミドリ色:野菜、フルーツ / ピンク色:オリーブ屋 / 紫:タパスバル / 黄色い:卵屋 / 茶色:お惣菜。
1: | インファメイション |
2: | トイレ |
3: | バル・ピノチョ |
4: | エル・キム |
5: | キオスクユニバーサル |
サンジュセップ市場には、タパスバル数軒あり(カウンター席がメイン)、美味しいシーフード、野菜料理などが食べられます。
雰囲気が違いますが、人気バルを3軒紹介します:
Kiosk Universal |
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名物:魚介類、キノコ、野菜 |
兄弟3人で経営しているキーオスク・ユニバーサルは、サン・ジュゼップ市場の有名なバル。常に込んでいます。バルに着いたら、スタッフに声をかけます。10分~40分後に呼ばれます。鉄板焼のシーフードや野菜が本当に美味しい;サービスはまあまあ速い;オープンキッチン。 |
Parada 691 |
(+34) 933 02 28 03 |
営業時間:月~土:09時00分~17時00分 |
Pinotxo Bar |
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名物:オムレツ、カップ・イ・ポタ(牛の頭と足)、ヒヨコマメ |
笑顔のオーナー、おじさんのファニートさん、はバルセロナ有名人!エル・ピノチョでは、シンプルな郷土料理が食べられます:cap i pota i els seus cigrons(子牛のトリッパとヒヨコマメ)は、定番料理です。 |
Parada 465 |
(+34) 933 17 17 31 |
営業時間:月~土:07時00分~16時00分 |
El Quim |
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名物:コイカと卵、コロッケ、ジャガイモ |
アカザエビの料理が有名。スパークリングワイン・ソース付きのエビ;イカと卵をおすすめします;フレンドリーなサービスでヘルシーな料理。 |
Parada 582 |
(+34) 933 019 810 |
営業時間:月~土:12時00分~16時00分 |
Mercat de Sant Josep
La Rambla, 91
08001 Barcelona
(+34) 93 318 20 17
入場料:不要。
インファメイション・センター(エコバッグ有り)
タクシー:
タクシー乗り場はランブラス通り、市場の前にあります。
地下鉄:
市バス:
市バス:V13番、59番、La Rambla - La Boqueria バス停で下車、徒歩1分。
ツーリストバス:
2階建ての観光バスのバス停が遠い(カタルーニャ広場またはコロンブスの塔)。
月曜日〜土曜日: |
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08時00分〜20時30分 |
日曜日、祝日: |
休み |
閉店時間の30分~45分前からお店が片付けられます。早い時間(例えば)午前~午後4時に行った方が良い。
月曜日:多くの魚屋が休み。残念。
値段を調べに行ってきました。お店によって、値段が異なりますので、買う前に比べた方がいいと思います。
生ハム: |
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1キロ:25.00 ユーロ(4080円) |
美味しいイベリコハム(ベジョータ): |
1キロ:163.00 ユーロ(26570円) |
チョリソ: |
1キロ:8.30 ユーロ(1360円) |
アンコウ: |
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1キロ:15.90 ユーロ(2600円) |
舌平目: |
1キロ:22.00 ユーロ(3590円) |
コウイカ: |
1キロ:8.70 ユーロ(1420円) |
芝エビ: |
1キロ:18.00 ユーロ(2940円) |
イワシ: |
1キロ:4.00 ユーロ(660円) |
スズキ: |
1キロ:8.99 ユーロ(1470円) |
ジャガイモ: |
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1キロ:0.79 ユーロ(130円) |
トマト: |
1キロ:1.29 ユーロ(220円) |
キュウリ: |
1キロ:0.95 ユーロ(160円) |
カリフラワー: |
1キロ:1.95 ユーロ(320円) |
ズッキーニ: |
1キロ:1.00 ユーロ(170円) |
タマネギ: |
1キロ:0.99 ユーロ(170円) |
西瓜: |
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1キロ:0.99 ユーロ(170円) |
バレンシア・オレンジ: |
1キロ:1.99 ユーロ(330円) |
キーウィフルーツ: |
1キロ:1.49 ユーロ(250円) |
ネクタリン: |
1キロ:0.99 ユーロ(170円) |
バナナ: |
1キロ:1.39 ユーロ(230円) |
フジのりんご: |
1キロ:1.29 ユーロ(220円) |
パパヤ: |
1キロ:3.99 ユーロ(660円) |
プラム: |
1キロ:1.99 ユーロ(330円) |
ブドウ: |
1キロ:1.49 ユーロ(250円) |
アプリコット: |
1キロ:1.29 ユーロ(220円) |
さくらんぼ: |
1キロ:3.49 ユーロ(570円) |
卵: |
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12個:1.60 ユーロ(270円) |
どうですか?安いでしょうか?
バルセロナには、市場39軒あるので、宿泊先の近くに市場があるでしょう。持ち帰るお惣菜、オリーブ、サフラン、生ハム、チーズ、フレッシュジュース、フルーツカップ、お菓子などを買ってみましょう。
次の市場をおすすめします:
第1位 | サンタ・カタリナ市場 |
第2位 | サン・アントニー市場 |
第3位 | 二ノット市場 |
第4位 | コンセップション市場 |
第5位 | ポブラノウ市場 |
第6位 | サッリア市場 |
第7位 | リベルタト市場 |
第8位 | バルセロネタ市場 |
第9位 | オスタフランク市場 |
第10位 | サグラダファミリア市場 |
サンジュセップ市場の買い方:
バルセロナに来る観光客は銀行、郵便局、市場などに行くと、迷うことがあるらしいです。前のお客さんたちは並んでいないし、スーパーみたいな番号札もありません!商人または店員はどうやって次に相手にするお客さんが分かるかな?
スペインの独特のシステムですよ!
皆は銀行、郵便局などに入ると「 El ultimo ? 」と大きな声で聞きます。
女性だけいる場合は「 La ultima ? 」と質問します。
カタルーニャ語では「 L'ultim 」になります。
男性形 ultimo 、女性形 ultima は「最後の」の意味です。つまり、最後に入ったお客さんを確かめます。そうすると、順番にカウンター等に行けます。聞かない観光客は随分待たされることもありますよ!
ご利用は、読者御自身の判断でお願いいたします。
「カタルーニャ観光」は、一切の責任を負いません。