2017/06/25 13:03
2021/07/14 13:43
カタルーニャ、バレンシア地方、イタリア、南フランス等では、6月24日が、サン・ジョアン祭りです。カタルーニャでは、1年でクリスマスの次に重要なお祭りです!
サン・ジョアン祭りは、火祭りです。。。
日本人は、富士山が好きです。カタルーニャ人は、カニゴ山が好き。
カニゴ山(標高2784メートル)は、フランスとカタルーニャの間の国境です。
カタルーニャの一つのシンボルで、詩、歌、映画などに出てくる地名です。
毎年6月23日に、カニゴ山の頂上で、太陽を利用して、聖火が採火されます。
その後、あるカタルーニャ人がカタルーニャ議会(バルセロナ、シウタデヤ公園内)まで聖火を運びます。多くの市長さんが議会に集まって、村や町に戻ってから、貰った聖火で焚き火に火を付けます!
市民は「聖ヨハネの前夜祭」に、焚き火の周りで飲んだり、踊ったり、喋ったりします!
一年の間で夜が最も短く、昼が最も長くなる日(夏至)を楽しみます。カタルーニャでは、24日は、祝日になっているので、朝まで遊べます!
カタルーニャでは、サン・ジョアン祭りは、焚き火、爆竹と花火の夜です。
今週、バルセロナの至どころで、爆竹を売るバンガローが見えました。
地元の人(子供と大人)が並んで爆竹をたくさん買って、夜、遅い時間まで、公園やバルコニーで遊びます。
僕が住んでいる地区では、朝4時まで、ずっと爆竹が聞こえました。。。(日本の爆竹より、ずっと大きな音がします)
サン・ジョアン祭りのことを知らない観光客が驚くでしょう!
毎年、サン・ジョアン祭りの時、「コカ・ダ・サン・ジョアン」というケーキを食べて、カヴァ(カタルーニャのスパークリングワイン)を飲んで、朝まで楽しい夜を過ごします。
コカは、ケーキより甘いパンと言った方が良い。長いパンですが、薄いです。上は、砂糖漬けのフルーツ、松の実とお砂糖。美味しい!今年は、カタルーニャのパン屋さんが、170万のコカ(!)を作ったらしいです!(値段は、大きさによって:15~35ユーロ)。
バルセロナの家族は、どこで「サン・ジョアン祭り」を過ごしますか?多くの家族は、ビーチ・リゾート地や田舎の別荘に行きます。金曜日の午後、バルセロナからの国道と高速道路が(全部で70キロ以上)渋滞していましたよ。
多くの若者は、バルセロナ市内ビーチに行き、友達と一緒に楽しい時間を過ごします。ビーチが、本当に込んでいます!!24日の朝、太陽が現れたら(朝6時20分頃)、お巡りさんと清掃員が来て、ビーチがクローズドゥになります。9時00分から早起きの入浴者が現れます。夏が始まりました!
ちなみに、バルセロナ地下鉄は、23日(土)の朝5時00分から、24日(日)の夜24時00分まで、ずっと動きました。43時間、業務を中断せずに利用できました!便利ですね!朝まで遊べます!(笑)
ピレネー山脈(ボイ渓谷など)では、「ファイアス祭り」が開催されます。多くの村民が、数ヵ月前に切った松の木で松明を作ります。23日の夕方に山に登り、夜までピクニックします。21時30分位まで明るいので、22時頃まで話したり、笑ったり、飲んだりします。
暗くなってから、重い松明(15~30キロ)に火を付けて、一緒にジグザグの山道を走って村まで下ります!村の中央広場に着いたら、広場の真ん中で松明を投げて、大きな焚き火を作ります。山に登らなかった村民が拍手喝采します。朝まで、踊ったり、飲んだり、お喋りしたりします。
ファイアス祭りは、2010年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。
やっぱり、カタルーニャでは、1年でクリスマスの次に重要なお祭りです!
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「カタルーニャ観光」は、一切の責任を負いません。
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